全音楽譜出版社 カルカッシ教則本 阿部保夫編 より Estudio / Sor

誕生日に19cギター(レプリカ)をプレゼントしてもらいました。

私の周りには持っている人が多かったのですが、モダンギターもきちんと弾けないからとたいして気にも止めず、試奏させてもらったこともありませんでした。ほんの少し前まで中古は嫌、歴史を感じるものは怖いと言っていた私ですが、少しギターに入り込んだ人たちがこぞって手にしたがるのが、今、やっとわかったような気分です。

今まで縁遠かったのが不思議なくらいに、弾きやすくて驚きました。
それに、ギターの歴史について学びたいという気持ちが起こりました。
仕事上の知識や外からの力によってギターに入るのではなく、自分が手にした感覚でギターと向き合えるのは幸せなことだと思います。

でも、「きちんとモダンギターを弾けるようになってからこっちのギターは弾いた方がいいだろうね〜」と先生にレッスンで言われてもレッスンの曲を19Cギターで弾いてしまいました。練習はちゃんとモダンギターでして、その後に19cギターで弾くと驚くほど弾きやすいのです。それに、レッスン曲のほとんどが19世紀にギターの世界を確立した作曲家によるもので、その当時はいわゆる今の大きさ形のモダンギターはほとんど存在していなかったことを考えると弾きやすくて当然と思われます。当時の世界にワープできるようなワクワク感と同時に、当時ギター界の巨匠たちがヨーロッパで残したシンプルな曲が今も名曲としてギター教育に遠くアジアの国でも受け継がれているいわゆる「古典」のすごさとそれを享受できるありがたさを感じています。

音色も見た目も大好きです!

ありがとうございます!